きゅうりを栽培するときに準備するものは?品種の選び方は?病気や害虫の対策は?

きゅうりの原産地はヒマラヤ南部の高原だそうで、
その栽培の歴史も3000年以上前に遡るらしく、
それだけ栽培も簡単だったのかも知れません。
現代でも家庭菜園などできゅうり栽培をする人が多いのは、
栽培が比較的簡単なことが
初心者にも人気のある理由のひとつのようです。
 
 
最近は家庭菜園や自宅でも
ちょっとした野菜栽培を楽しむ人が増えたせいか、
ホームセンターなどでもひととおりの道具が揃うようになりました。
野菜栽培は育てる楽しみと、
収穫して食べる楽しみのふたつを兼ねているのと、
家族みんなが参加できるのも人気の理由かも知れません。
 
 

 
 

きゅうりを栽培するときに準備するものは?

 
  
きゅうりは根を浅く広く張るので株と株の間を
40cm以上は開ける必要があり、畑や庭先であれば問題ありませんが、
マンションのベランダなどで栽培する場合には
大型サイズのプランターが必要になります。
 
 
大型サイズのプランターでも2株までが限度で、
中型サイズのプランターは1株用と考えてください。
 
 
きゅうり栽培用の土壌を準備するには、ホームセンターなどで売られている
野菜用の土を買ってくるのが一番簡単なので初心にはおすすめです。
 
 
自分で土壌を作るのであれば、
赤玉土:7、腐葉土:2、バーミキュライト:1を混ぜ合わせた用土に、
石灰を用土10kg当たり10gと、
化成肥料を用土10kg当たり10~30gを混ぜ合わせるようにします。
 
 
畑や菜園できゅうりを育てる時は2週間くらい前に土づくりをするようにし、
苦土石灰を1平方m当たり100g撒いてよく耕しておきましょう。
苗を植える畝は、幅120cm、高さ15~20cmにしておきます。
 
 
また、きゅうりの根は好気性で酸素が必要なので、
土壌の孔隙を多くするのに腐葉土などを混ぜておくと良いのと、
植え付ける1週間くらい前に、
堆肥を1平方メートル当たり5kg、
化成肥料(15:15:15)を100g、油粕100g、
ヨウリンを60g、深さ30㎝に撒いてスコップで混ぜておいてください。
 

きゅうりを栽培するときの品種の選び方は?

 
 
育てやすい品種としては
「夏すずみ」「よしなり」「四葉キュウリ」などがあり、
好みにもよりますが味が良いとされているのが
「夏さんご」という品種で、
病気に強いので初心者におすすめなのが「さちなり」という品種です。
 
 
どれも種からは比較的育てやすいのですが、
家庭菜園やプランターなどで少しの株だけ栽培するのであれば、
市販されている接木苗を購入した方が
手軽で無駄もないので良いかも知れません。
 
 
苗を選ぶときのポイントは、本葉が4枚程度の大きさのもので、
双葉がしっかりついて節間がつまりがっしりしているもので、
葉色が濃いことです。
 
 

きゅうりを栽培するときの病気や害虫の対策は?

 
 
きゅうりは土壌の乾燥に弱いので水を切らさないように気を付けることと、
実は夜間に成長するので夕方以降にたっぷりと水をあげるようにしてください。
ただし、梅雨時の過湿は炭そ病や菌類による病気の原因になるので、
プランターなどは排水をしっかりするようにします。
 
 
また、べと病、褐斑病は肥料不足で発生しやすい病気なので、
日頃から適正な肥培管理を行うようにしましょう。
 
 
きゅうりは水不足になると蔓がスプリングのように撒いてくるので、
蔓の状態も観察しながら水をあげるようにして、
梅雨明け以降の暑い日は水切れを起こさないように注意しつつ、
2、3日に一度たっぷりの水をあげるようにすると良く育ちます。
 
 
梅雨明け後は気温も上がるので、畝に敷わらや敷草を十分に敷いて
土壌から水分が逃げていかないようにしましょう。
 
 
きゅうりの病気は6~7月にうどんこ病、べと病、7~8月に褐斑病、
炭そ病がよく発生するので、
予防対策として薬剤を散布し、病気が発生したら7~10日
おきに薬剤散布すようにします。
 
 
きゅうりの害虫は、春と秋にアブラムシ類が葉裏や新芽に寄生しますが、
モザイク病のウイルスを伝染させ、
感染すると新葉や果実にモザイク状のしわを生じるので注意が必要です。
 
 
対策として定植時に粒剤を施したり、発生初期に薬剤を散布することで
アブラムシ類を駆除することができます。
薬剤を使う事に抵抗があるときには、シルバーテープなどを設置して
アブラムシの飛来を予防するのも有効です。
 
 

まとめ

 
 
病気ではありませんが、茎葉が増えると株の生育が悪くなるので、
不要な葉を摘み取る摘葉という作業が必要です。
花の落下や実の生育不良が生じないようにするために行いますが、
古くなった葉や病気で枯れた葉などを先に摘み取ると良いでしょう。
摘葉のタイミングは株の成長を見て判断します。
 
 
このとき気をつけるのは、一度にたくさんの葉を摘んでしまうと
光合成ができなくなり株が弱ってしまうので、
1株あたり1日に1~3枚程度にしておきましょう。
 
 
こうした適切な作業をして、おいしいきゅうりが沢山実ると良いですね。